ダルマ式絵描きのイロハ③(背景の描き方編)

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公園を描きたいなら公園の写真、部屋を描きたいなら部屋の写真を撮って描くのが一番手っ取り早いです。「体の描き方編」でも言いましたが、当然ながら私は天才でも何でもないのです。

公園を描くなら「ここにベンチがあって滑り台があって、この視点から見るとパース(遠近感)はこうなって、公園だから何か植物が生えてて時期的にシロツメクサがこれくらいの密度で・・・」ということを頭の中で全部はじきだせる能力などありません。

道路もそうです。そもそも「ここにカーブミラーがあって住宅地はこれくらいの密度で並んでて建造物の構造上ここに窓があって換気口があって、ここには電柱があって速度制限や一時停止の看板が・・・」なんていちいち考えるの面倒じゃないですか。専門家が作ってくれた実物のモデルがすぐ目の前にあるんだから、それを参考にしないのは勿体ないです。

そしてこのカンニング法は、歴史ものやファンタジーなどの非現実世界を描く時にも役に立ちます。皆さんの頭の中の「彼ら」も、現実の私達と同じようにご飯を食べて仕事をし、トイレに行ってお風呂に入って眠ったりしませんか。

「彼らの町」に雨が降ったら、屋根のあまどいを伝って雨水が排水されていきませんか。
「彼らの森」の中では、現実と同じように光や土地をめぐり植物同士が種族間競争をしていませんか。虫が飛んだりしていませんか。動物がウンチしたりしていませんか。

そういう生活の営みやリアリティを、現実にある世界の写真を撮って絵を描くことで、学べることもあります。

背景の描き方 その2↓
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私は説明書を読むのが昔から苦手だったので、デッサンやパースの本を読んでも「??」でした。なので「習うより慣れろ」の精神で好きな漫画の模写などをしていたのですが、「”自分”の絵が上手くなる」感覚を掴むことができなかったので途中でやめました。

他の人の作風が混じって、ただの模倣絵になってしまっていたのです。(それでも身になったことは多いですよ勿論)

それからはとにかく人物や背景をカンニングしまくって描くようにしました。2011年からどう成長したのかは、比較できる絵を置いておきます↓
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ダルマ式絵描きのイロハ②(体の描き方編)↓
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ダルマ式絵描きのイロハ①(プロローグ編)↓
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2 件のコメント

  • 逆山も説明書とか読むの苦手で
    それ読んでも全然絵描く気が起きなかったので
    このメイキング講座めっちゃ親近感わいて見てます

    背景までトレスされてたとは(*´艸`*)
    でもその理想の角度とか見せ方は
    各自のセンスが光るので自分の絵になりそうですね

    ティッシュ箱の船はめっちゃ笑いました
    真里奈さんの頭の中ファンタジー

    • 逆山さん、嬉しいことを言ってくださいますね>背景トレスでも個性は出る。

      確かに背景をトレスする際、線を定規で引くかフリーハンドで引くか、使用するペンを太くするか細くするか、影は黒く塗るのか斜線で表現するのかスクリーントーンを使うのか、画材や描き方を変えるだけでも一人一人全く違う表現が出来ると私は思っています。

      「見立てトレス」はお金と時間のない私が考えた苦肉の策なのですよ。でもこれがなかなかに時間短縮に繋がってくれます。ただの背景トレスに慣れてきた、もしくは飽きてきた時にお試しください。

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