制作:2020年6月
【メモ】
・6/9の「勾玉の日」用の漫画でした。
・勾玉や、日本の装身具の歴史について調べるのが楽しかったです。(以下覚え書き程度の知識)
‣縄文、弥生時代に勾玉は盛んに作られた(詳しい用途は不明)
‣古墳、飛鳥時代ごろから徐々に新しい勾玉は作られなくなる。
‣平安時代には身分を表す指標が、装身具から服装や香りに変わっていった。
‣室町、戦国時代には武士が台頭し、刀などの武具で身を飾るようになる。
‣江戸時代、幕府からの贅沢禁止令により、根付や着物の裏など、見えづらいところに凝るのが粋だと流行る。
‣明治時代以降、海外からの輸入により、指輪や首飾りなどの装飾品が再び流通するようになる。
勾玉が作られなくなる飛鳥時代に何が起きたのか、歴史ミステリーの香りがします。
しかし勾玉などの装身具・装飾品が消えたおかげで、平安時代には意中の異性に贈るものが教養を伴う歌(恋文)になり、現在の日本文化が育まれたのかもしれません。
考えるほどに興味深いです。